センター長挨拶

 本学は2003年1月に「男女共同参画室」を創設し、男女共同参画の推進に関しさまざまな取り組みを実施してきました。具体的には、学内保育園・学内学童保育所の設立、ワークライフバランスを推進するための支援、全学における女性教員の採用を積極的に推進するポジティブ・アクション提言、自然科学系女性教員を対象とした「女性PI」公募、理系女子学生コミュニティ「あかりんご隊」の活動支援、本学の若手理系女性研究者の育成を目的とした「サイエンスフォーラム」の実施、理系を志す女子学生を応援する「女子中高生理系進学推進セミナー」の実施、女性リーダーを育成する「『ウェルビーイングinアジア』実現のための女性リーダー育成プログラム」の実施、「あいち男女共同参画社会推進・産学官連携フォーラム」を基盤とした産学官連携事業の実施など、多様な活動実績を積み重ねてきました。
 これまでの活動に加えて、ジェンダー平等推進のための本学のコミットメントが認められ、本学は2015年5月、国連機関UN Womenの「HeForShe」事業「IMPACT10x10x10」(10国家元首、10企業CEO、10大学長)において、ジェンダー平等を推進する世界の主要10大学に日本で唯一選出されました。また、2016年には、アカデミアにおける男女共同参画の先駆けとして多大な貢献をしたととして、第三回澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞を受賞しており、本学の男女共同参画推進は、国内外で高い評価を頂いています。
 女性研究者支援事業をさらに充実・強化させるために、「女性リーダー育成支援事業」および「ジェンダー平等支援事業」の2つの特定基金を新設し、その運営を行っています。
 2017年7月、男女共同参画室は、男女共同参画センターに改組しました。従来の運営支援業務に加えて、ジェンダー研究や教育にもより一層力を入れ、国内外でのジェンダー平等推進拠点を目指すことになりました。とくにジェンダー研究については、名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ(2017年秋に開館)を中心に、全学的な連携協力のもと、推進していく予定です。
 今後の活動の一層の発展のためにも、皆様からのご支援やご意見などをいただければ幸いです。

2017年7月
男女共同参画センター長・男女共同参画担当副理事・生命農学研究科教授
束村博子