平成16年度名古屋大学学生便覧より

男女共同参画室・法学研究科助教授
田村 哲樹
 
1.「男女共同参画」ってどういうこと?
 「男女共同参画」、いかにも聞きなれない日本語ですね。英語で言うと"gender equality"です。「そうか、『ジェンダー』の『平等』か、なるほど」と納得した人も、「余計にわからなくなった」と思っている人もいるかもしれません。男女共同参画とは、要するに、私たちが持っている「男らしさ」「女らしさ」についてのイメージ・意識・考え方――これが「ジェンダー」です――というものにとらわれずに、私たち一人一人が「平等」に扱われるべきだ、という考え方です。もう少し平たく言うと、「女だから○○しなさい」とか、「男だから××でなくちゃ」などと、男女という属性によって私たちの行動範囲・思考範囲が限定されることがないようにしていこう、ということです。
ついでに言うと、ジェンダーに基づく男女の区別は、単に「男と女は違うけど対等」という中立的な区別ではありません。この区別には、男は標準・一般的・主、女は例外・特殊・従、という不平等なメッセージが込められているのです。だから、男女共同参画(ジェンダー平等)が必要ということになるのです。
 日本では、平成11(1999)年に「男女共同参画社会基本法」が制定されました。また、内閣府という多くの省庁・役所の総合調整を果たす組織(いわば「役所の中の役所」です)の中に、「男女共同参画局」が設置されました。こうして国レベルでもすでに、男女平等な社会の実現を目指すことが――基本法の言葉を借りれば――「21世紀の我が国社会を決定する最重要課題」として位置づけられています。名古屋大学もまた、男女共同参画の実現した大学を目指して、様々な取り組みを行なっているところなのです。

2. ジェンダーの影響
さて、現在、男女共同参画の必要性が言われるということは、逆に言えば、これまではジェンダーに基づいた思考・行動パターンが多く見られた、ということです。例えば、日本ではしばしば「男は仕事、女は家庭」と言われてきました。実際、第二次大戦後の日本の典型的な夫婦関係は、会社で働く夫/父親が「一家の稼ぎ手」として家計を支え、妻/母親は家事や育児あるいは介護などに専念する、というものでした。妻/母親がパートなどで働くこともありますが、それはあくまでも補助的な収入のためであり、「家庭をおろそかにしない」範囲でのことだったのです。冷静に考えれば、女性だからといって家事などが上手であるとは限りませんし、男性だからといって仕事の能力が高いとも限りません。しかし、ジェンダーに基づく男女観の下では、「男は仕事、女は家庭」が当然と思われていたのです。その結果、多くの女性は、「女性は大学までいく必要はない」と言われて大学進学を断念したり、就職しても結婚または出産で退職を余儀なくされたりしたのです。
 「男は仕事、女は家庭」などというのは古い考えで、今どきの学生は誰もそんなことなど考えていない、という声が聞こえてきそうです。しかし、例えば、もしもあなたが男性で、「女性も仕事をするべきだけど、家庭も大事にして欲しい」と考えているのであれば、「ちょっと待って」と言いたくなります。女性に「仕事も、家庭も」と求める、男性のあなた自身は「仕事も、家庭も」同じくらい大事にするつもりがあるのでしょうか?自分が仕事から早く帰った日には、自分が晩御飯の準備をするのは当然だと思っているでしょうか?妻が休日出勤の時には、自分一人で子どもの世話をするつもりでいるでしょうか?
結婚のことなんてまだよくわからない、という人もいるでしょう。では、理想の彼氏/彼女についてならばどうでしょうか。理想の彼氏/彼女について尋ねられた時に、「頼りがいのある人」がいいと答える女性、「優しい人」「素直な人」と答える男性は、「要チェック」です。これらの答えのどこがおかしいのか、「頼りがいがある」とか、「素直」とかはいいことではないか、と思う人は、「頼りがいのある人」を「理想の彼女」に挙げる「男性」が身近にいるかどうか、調べてみてください。多分、あまりいないのではないでしょうか。他人に頼られる人はきっと立派な人物に違いありません。しかし、問題は、なぜ女性には「頼りがい」が求められないのか、ということなのです。いえ、むしろ女性の場合、「頼りがいがある」という特徴は、恋愛においてマイナスのシンボルにさえなってしまうかもしれません。
 そんなのは、たかが恋愛のことであり、所詮個人の好みの問題だ、と言う人もいるかもしれません。でも、男性には「頼りがい」が求められ、女性には求められない、という現象は、恋愛だけに見られるものでもなさそうです。例えば、会社でも女性の上司よりも男性の上司のほうが好まれる傾向があるようです。優れた上司は、当然「頼りがい」のある人でもあるでしょう。しかし、女性には「頼りがい」を求めないというジェンダーのあり方が、女性上司への評価に影響を及ぼしているということは大いにあり得ることではないでしょうか。

3.大学における男女共同参画
 大学に限らず、一般に学校は比較的男女の平等が実現しているところだと言われています。しかし、よく見てみると必ずしもそうとばかりは言えません。大学の中で、男女共同参画の視点から見て、「ちょっとおかしいのでは?」と思われることをいくつか挙げてみましょう。
 まず思いつくのは、学部によっては、女子学生の比率がかなり低いところがある、ということです。例えば、平成15(2003)年度の入学者を見てみると、工学部の入学者に占める女子学生の割合は、わずか8.6%(720名中68名)です。理学部も、18.0%(237名中52名)。これに対して、女子学生の多い学部は、文学部(59.3%)、教育学部(84.3%)、法学部(50.3%)などです。工学部や理学部などで女子学生が少ないことを、何となく当たり前のように思っている人も多いかもしれません。しかし、なぜそうなのか、と聞かれると、案外うまく答えられないのではないでしょうか。
 「工学部や理学部で男子学生が多いのは当たり前だ」と思う人もいるかもしれません。しかし、例えば法学部などもかつては女子学生の比率が大変少ない学部の一つだったのです。今から30年ほど前は、法学部における女子学生の比率は10%以下というのが「当たり前」だったようですし、10年ほど前でも25%前後というのが「当たり前」だったのです。 
そうです、よく考えてみれば、工学部や理学部など理系学部が女子学生よりも男子学生に特に適しているという説得力ある理由など存在しないのです。それにもかかわらず、これだけの男女比率の格差が存在するということは、進路選択の際にジェンダーが影響を及ぼしていることを推測しても、あながち間違いとはいえないでしょう。実際に、高校時代に文系・理系の進路選択に迷ったときに、女性の場合は文系、男性の場合は理系を薦められたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。ジェンダーによって、理系科目に関心のある女性が理系学部への進学をあきらめたり、あるいは進学を決めても自分は特殊なのだという感覚を持たざるを得ないとしたら、これはやはり問題があると言わなければなりません。
次に、大学には女性の先生の数が少ないということです。欧米諸国と比較した場合、日本の大学は全体として、女性教員の割合が非常に低いことが特徴となっています。名古屋大学も例外ではありません。名古屋大学全体で見ると、女性教員の比率は、現在でもわずかに7.5%(平成15(2003)年5月1日現在。講師以上)にすぎません。「学問は主に男性がやるものだ」とどこかで決められているわけでもないのに、これほど男女格差が存在することはやはり問題ではないでしょうか。これでは、「大学の先生というのは男性がなるもので、女性がなるものではない」という印象さえ与えかねません。とりわけ、大学院(大学の先生になるためには、通常は大学院で各自の研究を深め、論文を発表して、チャンスを待ちます)に在籍する多くの女性たちにとっては、問題はより深刻でしょう。女性教員が大変少ない中では、女性大学院生は男性大学院生よりも、自分が大学教員になるための具体的イメージを得ることが困難となる可能性があるからです。
 また、授業もやり方によっては、ずいぶんと男女共同参画からかけ離れたものとなってしまう可能性もあります。もちろん、露骨に「男尊女卑」的な内容の話をしたり、性的な「冗談」を連発するような授業は――もしそのような授業があるとすれば、の話ですが――論外です。ここで言いたいのは、もう少し「巧妙な」形態のことです。例えば、この文章を書いている私の専門は政治学ですが、政治学の授業で男性の政治家の話ばかりしたり、代名詞で「彼」ばかり使ったりしていると、意図していなくても「政治というのは男の人のやることだ」というメッセージを学生の皆さんに送ってしまうことになるでしょう。
 さらには、皆さんが所属するサークルやクラブ活動などでも、男女の区別によって役割を割り振る、ということもあるのではないでしょうか。例えば、男子運動部の「マネージャー」がなぜ女子学生なのかということは、ちょっと考え直してみてもよいでしょう。もちろん、マネージャーの仕事の重要性を否定するものではありません。どうして主に女子学生が想定されているのか、ということです。また、名大祭などでは、様々なサークルなどが模擬店を出店しますが、そこで女性が料理を作り、男性は模擬店の設置作業やお客の呼び込みなどをやる、という性別による役割分担の光景を目撃することもあります。

4.名古屋大学がかんがえていること・やっていること
ここまで述べてきたように、名古屋大学の現状は、まだまだ男女共同参画の実現というには程遠い状態です。しかし、そうはいっても、名古屋大学は実は、男女共同参画実現のための取り組みにおいて、日本の大学の中では「先進的な」大学の一つなのです。男女共同参画社会基本法制定の翌年、平成12(2000)年度に「男女共同参画に関する検討委員会」が設置されて以来、名古屋大学では大学における男女共同参画を実現するための様々な活動を行ってきました。
そのような活動の成果の一つが、平成15(2003年)1月21日に、全国の大学に先駆けて設置された、「名古屋大学男女共同参画室」(以下、「参画室」と書く)です。参画室には、いずれも自分の学部・大学院との兼任ながら、室長以下合計3名の教員がメンバーとして、名古屋大学における男女共同参画の推進のための仕事を行っています。この文章を書いている私も、そのメンバーの一人というわけです。
参画室には、ホーム・ページもあります。そこには、参画室の行っている仕事以外に、名古屋大学における男女共同参画のあゆみやこれまでに公表された各種提言などが掲載されています。男女共同参画に関するコラムのコーナーもあります。興味を持たれた方は、下記のURLまで、ぜひアクセスしてみてください。
http://www.kyodo-sankaku.provost.nagoya-u.ac.jp/
名古屋大学では、この参画室の他にも、男女共同参画を担当する副総長や男女共同参画担当の総長補佐(参画室の室長を兼任)がおり、男女共同参画推進専門委員会という委員会もあります。こうして、大学全体として男女共同参画を推進する体制を整備しているのです。
それでは参画室は具体的には何をしているのでしょうか?参画室では実に多くの仕事を行っていますが、その中からとくに学生の皆さんにも大きく関係することを紹介してみましょう。

(1)女性教員増加のための方法
既に述べたように、名古屋大学における女性教員比率は、わずか7.5%程度です。平成2(1990)年には2.8%(講師以上)だったのですから、これでもかなり増加していると言えなくもありません。しかし、まだまだ十分とはいえません。昨年、名古屋大学の全教員を対象に実施したアンケート調査でも、多くの先生たちが女性教員の少ない現状は女性教員の職場環境および女性大学院生の研究環境にとって好ましくない、と考えていることがわかりました。参画室では、名古屋大学における女性教員比率を、平成22(2010)年までに20%まで増加させることを目指しています。男女比率の格差を是正するための措置は「ポジティブ・アクション(積極的改善措置)」と呼ばれており、そのためにどのようなことができるかを継続的に検討しています。例えば、教員募集の文書に、「業績が同等の場合は女性を積極的に採用します」などの一文を入れるといったアイデアを、いろいろ考えているところです。

(2)女子学生への支援策
 既に述べたように、主に理工系の学部・大学院では、女子学生・大学院生の数が圧倒的に少ないのが現状です。参画室では、これらの学部・大学院で男女共同参画を推進するために、どのようなことができるかを考えています。既に、平成15(2003)年度に、男女の大学院生対象のアンケートを行いました。その結果の分析から、女子学生・大学院生の支援のためには、・モデルとなる女性教員の確保、・女性にとって働きやすい環境の整備、・「男は理系、女は文系」といった社会通念の変革、などが必要であることが明らかになっています。理系学部への女子学生の進学や、女子学生の大学院への進学を促進することと、女性教員数を増やすこととが密接に結びついていることがよくわかると思います。


(3)育児環境の整備
 「育児」というと、学生の皆さんの多くは自分には(まだ?)関係ない話だ、と思われることでしょう。確かに、多くの特に学部の学生にとっては、少なくとも在学中に育児に関わることはあまりないでしょう。しかし、そうはいっても在学中に子どもを持つことになる人もいるかもしれません。これが大学院生であれば、その可能性はより高まります。私にも、二人の子どもがおり、かつわずか一ヶ月ながら育児休業を取得したこともあるので、多少はわかるつもりなのですが、とにかく育児には時間が必要です。その上、子どもは親の思うとおりには動いてくれませんので、親の都合で立てたスケジュールなどすぐに破綻してしまいます。育児と勉強を両立していくということは、想像以上に大変なことなのです。
もちろん、名古屋大学で働く教員や事務職員にとっても、事情は同じです。安心して育児をできる職場環境でなければ、仕事をきちんと続けていくことすら困難です。だから、これまでの日本では、多くの女性が出産での退職を余儀なくされていたのです。
参画室では、安心して勉強・研究・仕事と育児とを両立していくためには、それを個人任せにするべきではないと考えています。そこで、参画室では、今、勉強・研究・仕事と育児との両立を大学として支援するための一つの方法として、名古屋大学の中に新しく保育所を作ることを検討しています。その背景には、大学の構成員からの要望があります。すでに、名古屋大学の敷地の中には、東山キャンパスに「どんぐり保育園」、鶴舞キャンパスに「ひまわり保育園」という保育所があります(ただし、名古屋大学が運営しているのではありません。また鶴舞キャンパスには、「あすなろ保育所」という産休明けの子どもを対象とする保育所もあります)。しかし、これらの保育所だけでは、定員などの関係で、子どもを預けたいと思う学生・教員・職員の全てのニーズに応えることはできないのが現状です。また、昨年(平成15(2003)年)と一昨年(平成14(2002)年)に大学構成員を対象に行ったアンケートの結果、休暇制度などの充実とともに、新しい保育所を作ってほしいという意見が多くあることもわかりました。既存の保育所との協力関係を作りながら、新しい保育所も作ることで、大学構成員の勉強・研究・仕事と育児との両立という願いに応えていきたい、参画室ではそんな風に考えているのです。
ただし、注意すべきことがあります。それは、保育所を作ることを「女性」への育児支援とだけとらえるべきではない、ということです。子どもがいる人ならば男性だって、勉強・研究・仕事との両立を真剣に考えざるを得ない「はず」なのです。「はず」と書いたのは、「男は仕事、女は家庭」という発想が強かったこれまでは、男性の中には育児を自分の役割として真面目に受け止めてこなかった人も多かったからです。保育所を作っても、送り迎えは女性がやり、家での子どもの世話もほとんど女性がやっているのでは、男女共同参画の実現とは程遠い状態と言わざるを得ません。大事なことは、名古屋大学が、男女の区別に関わらず、勉強・研究・仕事と育児との両立ができる大学になることなのです。

(4)ジェンダー関連授業の開講
 男女共同参画社会の実現のためには、皆さん一人一人が男女共同参画やジェンダーについての理解を深め、社会をそのような観点から見る能力を身につけることが大事です。大学の授業は、皆さんがそのような能力を身につけるためのお手伝いをすることができます。
名古屋大学でも、各学部や全学教育で、既にジェンダーに関連する多くの授業が行われています。
 参画室では、さらに男女共同参画を進めるために、ジェンダーについての新しい授業の開講を検討してきました。その結果、本年度の全学教養科目として「女と男を科学する」(前期・火曜2限)という授業が開講されることになりました。今年度のこの授業は、金井篤子助教授(教育発達科学研究科)、松本伊瑳子教授(国際言語文化研究科)、谷本千雅子助教授(国際言語文化研究科)、および束村博子助教授(生命農学研究科)の4人がリレー方式で担当し、ジェンダーについての入門的説明、生物学とジェンダー、心理学とジェンダーなどについて講義します。「男女共同参画やジェンダーについて詳しく知りたい」と思っている人は、ぜひ受講してください。たくさんの方々の受講をお待ちしております。
なお、この授業のための教科書として、松本伊瑳子・金井篤子編『ジェンダーを科学する――男女共同参画社会実現のために――』ナカニシヤ出版、も刊行されます。この本は、ジェンダーに関心を持つ、名古屋大学の様々な学問分野の教員が、この授業のために各自の専門分野の視点からジェンダーについて論じたものです。上に名前を挙げた授業担当の先生方はもちろん、それ以外にも医学部、教育発達科学研究科、法学研究科、国際開発研究科、国際言語文化研究科に所属する総勢11名の教員が執筆しています(私も「政治学とジェンダー」という章を執筆しています)。残念ながら授業には出れないという人も、ぜひこの本を手にとって、ジェンダーについて学んでみてください。期待しています。

(5)その他
 これら以外にも、参画室では、大学内での男女共同参画関連研究ネットワークの構築、女性事務職員の昇進、大学構成員への介護情報の提供、大学以外の諸組織・機関とのネットワーク構築など、様々な試みを行っています。興味をお持ちの方は、ぜひ参画室のホーム・ページを覗いてみてください。

5.男性も女性も幸せになる男女共同参画社会の実現を目指して
 いかがでしょうか?男女共同参画について、よくわかっていただけたでしょうか?でも、最後に一言だけ言っておきたいことがあります。「男女共同参画」や「ジェンダー」というと、とりわけ男性の中にはいい顔をしない人、あからさまに拒否反応を示す人がまだまだたくさんいます。そういう人は恐らく、男女共同参画の推進を、男性を悪者に見立て批判すること(だから、もちろん自分も悪者として批判されるわけです)と思っているのではないでしょうか。 
 確かに、これまでの社会が圧倒的に男性優位の社会であった以上、男女共同参画推進の際に、男性に対して辛口になる側面があることは否定できません。しかし、誤解してほしくないことは、男女共同参画とは「男性優位」に替えて「女性優位」を打ち立てることではない、ということです。冒頭にも書いたように、男性・女性のどちらかが優遇されるような社会ではなく、男性も女性も、「女性だから○○」「男性だから××」というジェンダーに基づいた役割分担の殻の中に閉じ込められることのないような社会にしていきましょう、というのが男女共同参画のメッセージなのです。だから、これまで「男としての役割」に囚われて、苦しい思いをしてきた男性がいれば、その人たちにとっても男女共同参画社会の実現は望ましいことではないでしょうか。
 男性も女性も、性別の役割分担に閉じ込められることのない社会、それはきっと女性だけでなく、男性にとっても「幸せな」社会、それが私たちの目指す男女共同参画社会です。名古屋大学をそのような「幸せな」社会にしていくこと、それが私たちの望む大学のあり方ではないでしょうか。

 



◆名古屋大学男女共同参画室のホーム・ページをぜひご覧ください。
http://www.kyodo-sankaku.provost.nagoya-u.ac.jp/
◆本年度、ジェンダーについての全学教養科目が開講されます。
○科目名:女と男を科学する
○日 時:前期・火曜2限
○担当者:金井篤子助教授(オリエンテーション、心理学とジェン ダー)、松本伊瑳子教授(ジェンダー論入門)、谷本千雅子 助教授(ジェンダー論入門)、束村博子助教授(生物学とジェ ンダー)
○教科書:松本伊瑳子・金井篤子編 『ジェンダーを科学する ――男女共同参画社会実現のために――』 ナカニシヤ出版、2004年4月刊行予定

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