名古屋大学が掲げる2027年度までに女性教員比率25%を達成するという目標は、国内の現状を踏まえると意欲的なものですが、国際的な水準と比較すると、さらなる向上が求められる状況です。
国内の状況:2023年5月時点で、国立大学全体の女性教員比率は19.3%です。(202401houkoku_gaiyou.pdf)
国際的な比較: 2019年のデータによれば、各国の大学等における女性教員比率は以下の通りです。
・フィンランド: 約50%
・スウェーデン: 約45%
・アメリカ: 約45%
・フランス: 約40%
(10-5図 大学等の教員に占める女性割合(国際比較)(令和元(2019)年) | 内閣府男女共同参画局)
これらの数値と比較すると、名古屋大学の目標である25%は、国内平均を上回るものの、国際的にはさらなる向上が期待される水準です。この目標を達成することで、国内のジェンダー平等推進に寄与するとともに、国際的な基準に近づくことが期待されます。