学術雑誌等投稿論文の英文校閲費用助成事業

本事業は、令和5年度に採択された文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」の一環として実施するものであり、補助金又は大学経費により、真に優秀な女性研究者の養成を目的として、学術雑誌または本への投稿論文の英文校閲費用を助成する事業です。

対象
1. 学術雑誌の投稿論文
助成の対象とする「学術雑誌」の基準について
原則として、以下の基準に合致することが求められます。審査の際に雑誌に関する資料の提出をお願いすることがあります。
1)査読が行われる英文の学術雑誌であること(学会要旨は対象外)
2)投稿規定や編集委員の情報などが英文で公開されていること3)論文、もしくは論文要旨を、Web等を通じて世界の研究者が閲覧できること

2. 本
本助成の対象とする「本」の基準について
1)編集者等により査読が行われる英文の学術本であること(報告書、教科書は対象外)
2)単著もしくは章(=book chapter)であること
3)当該本が大手書店等で購入できること

3. 著者および申請期日
・自身が主たる著者(筆頭または責任著者)として発表する著作物であること。
・令和7年5月1日~令和8年2月末までに英文校閲を行い納品が完了するもの。
・申請時点で論文の執筆が既に終了しているもの。
・同一論文への本助成からの支援は一回限りとする。
助成人数および金額
助成人数:10名程度
助成金額:10万円程度(10 万円を超過する場合は事前に相談ください)
* 1人につき1件のみとします。
* 応募状況によっては、年度途中で募集を終了することがあります。
* 他経費との合算での支払いはできません。
応募資格
・名古屋大学に所属する女性研究者(特任教員、研究員、医員等を含む。学生および研究生等は除く)
※名古屋大学と雇用関係のない学振特別研究員、客員研究者等も対象ですが、「名大が主たる勤務先であること」「名大における受け入れ先部局がはっきりしていること」「論文掲載に当たっては名大所属と記載すること」「博士の学位を有すること」を条件とします。
※博士の学位取得前の学生は対象外となります。医員等で名古屋大学と雇用関係はあるけれども学生である者も対象外となります。
応募方法
以下の書類をメール、学内便等でジェンダーダイバーシティセンター事務担当者宛てに随時提出願います。予算が無くなり次第、募集を終了します。
①申請書(下記の「書類ダウンロード」から入手可能です。)
※英文校閲の対象が学術雑誌の投稿論文の場合は「学術雑誌の投稿論文の場合の申請書」、本の場合は「「本」の場合の申請書」をそれぞれダウンロードし、提出してください。

②校閲経費の見積書(写)
※見積書の宛名は「国立大学法人東海国立大学機構」としてください。金額の算出方法を確認するため別途資料をご提出いただく場合があります。
選考方法と結果通知
選考方法:書類選考及び必要に応じて申請者からの説明により決定する。
結果通知:随時
決定後の手続
支払手続は、ジェンダーダイバーシティセンターで行います。申請時に提出していただいた「校閲経費の見積書(写)」を基に「発注書(購入等確認書)」を作成し、メールでお送りしますので、申請者の方で発注・納品後、次の書類を速やかにジェンダーダイバーシティセンター事務担当者まで提出願います。
①校閲経費の見積書(原本)②校閲経費の納品書(原本:検収センターの検印のあるもの)③校閲経費の請求書(原本)④英文校閲を受けた原稿(写)

※本支援を受けた論文は必ず申請書に記載した雑誌等に投稿し、掲載された場合は別刷またはそれに相当するものを、掲載されなかった場合はその旨の通知文等をジェンダーダイバーシティセンター事務担当者宛てに提出願います。
※本支援を受けた方は、文部科学省提出のための報告書の作成の際、研究業績(論文数や外部資金獲得件数等)を提出頂きます。
※本支援を受けた方は、ジェンダーダイバーシティセンターが実施する研修やシンポジウム等に積極的にご参加ください。
※応募状況により、実施要項を年度途中で変更することがあります。あらかじめご了承ください。

書類ダウンロード

学術雑誌の投稿論文の場合の申請書

「本」の場合の申請書

研究者リーダーシップ・プログラム

概要はPDFをご確認ください。

実施概要 PDF

メンタープログラム

先輩研究者等からアドバイスを受けられるメンタープログラムも実施しており、キャリアの課題解決のため、支援しています。ジェンダーダイバーシティセンターでは、特に女性や育児・介護等に特化したメンタープログラムを提供しています。

ねらい

教員メンタープログラムは、メンティ教員にとって以下のような効果が期待されます。

  • 職務や生活に関して
    気軽に相談できる相手を得る
  • 大学について理解を深める
  • 教育研究など職務上
    必要な知識やスキルを獲得する
  • 結婚、出産、育児、介護などの
    ライフイベントと
    仕事の両立を相談できる
  • キャリアの展望を考える
    きっかけになる
  • メンター教員を介して
    さまざまなネットワークを作る

教員メンタープログラムは、メンター教員にとっても意義があります。新任教員との交流によって新しいアイディアや活力が得られたり、自らの教育研究を振り返り今後のキャリアを考えるきっかけになります。

申し込み方法

電子メールの本文に下記の5項目を記して、申込先までお送りください。

  • 1.氏名
  • 2.所属
  • 3.メールアドレス
  • 4.メンター活動への期待や希望
  • 5.時間の取りやすい曜日や時間帯

申込先

女性教員の方
メンタープログラム事務局
(ジェンダーダイバーシティセンター) ※メール送信の際は[at]を@に置き換えてください。
女性教員以外の方
高等教育研究センター
教員メンタープログラム事務局 ※メール送信の際は[at]を@に置き換えてください。

各種資料