ジェンダーダイバーシティセンター員紹介

名古屋大学ジェンダーダイバーシティセンター 教授  林葉子(はやし・ようこ)

博士(文学)(大阪大学、2008年)

専門分野
近現代日本史、政治思想史、女性史・ジェンダー史

主要研究業績

【Ⅰ. 著書(単著)】
林葉子『性を管理する帝国―公娼制度下の「衛生」問題と廃娼運動』(単著)大阪大学出版会、2017年

【Ⅱ. 著書(共著)】
林葉子・青木直子編『開く日本・閉じる日本―「人間移動学」事始め』(共編著)大阪大学大学院文学研究科、2017年

【Ⅲ.著書(共著)】

『たたかう女性学へ―山川菊栄賞の歩み 1981〜2000』インパクト出版会、2000年、分担題名「ある〈歴史家〉の誕生―戦時下の山川菊栄」(pp.258-270)
『民友社とその時代―思想・文学・ジャーナリズム集団の軌跡』ミネルヴァ書房、2003年、分担題名「日清戦争前後の『家庭雑誌』―英雄伝を物語る母/膨脹する国家―」(pp.369-385)
『〈性〉の分割線―近・現代日本のジェンダーと身体』青弓社、2009年、分担題名「文明化と〈男らしさ〉の再構築―1910年代の『廓清』に見る性欲論」(pp.95-120)
『生きる―間で育まれる生』風行社、2010年、分担題名「見る―身体へのまなざしと権力」(pp.161-192)
『歴史における周縁と共生―女性・穢れ・衛生―』(共著)思文閣出版、2014年、分担題名「不妊の原因としての淋病―明治・大正期の庶民の生殖観の変化と買春の問題化―」(pp.307-330)
『歴史を読み替える―ジェンダーから見た日本史』大月書店、2015年、分担題名「近代公娼制度と廃娼運動」(pp.178-179)、「「からゆきさん」と植民地公娼制度」(pp.180-181)、「婦人矯風会とキリスト教」(pp. 198-199)、「売春防止法の成立と性売買の多様化」(pp.240-241)
『戦後日本思想と知識人の役割』法律文化社、2015年、分担題名「公娼廃止後の廃娼運動―売春防止法制定過程における女性議員の役割―」(pp.327-350)
『語り継ぐ女性学―次代を担う女性たちへのメッセージ』御茶の水書房、2015年、分担題名「家族って何だろう?―歴史をたどって見えてくること―」「人が人を助けるということ―暴力による傷からの回復のために―」「買春する男たち/親に売られる娘たち―近代日本の公娼制度のもとで―」(pp. 107-135)
『女たちの満洲―多民族空間を生きて―』大阪大学出版会、2015年、分担題名「『満洲日報』にみる〈踊る女〉―満洲国建国とモダンガール」(pp.142-158)
10 『男女別学の時代―戦前期中等教育のジェンダー比較』柏書房、2015年、分担題名「生理衛生教科書に見る人体の表象―「人種」と性差の男女別教育」(pp.113-163)
11 『女性と闘争―雑誌「女人芸術」と1930年前後の文化生産』青弓社、2019年、分担題名「内なる娼婦差別を描き出すこと―若杉鳥子「古鏡」の深淵」(pp.214-216)
12 『キリスト教信仰に基づく女性支援の歴史―かにた婦人の村の半世紀』同志社大学人文科学研究所、2020年、分担題名「〈最も小さい者〉として、共に生きる志―かにた婦人の村の思想と実践」(pp.2-19)
13 『慈愛と福祉 岡山の先駆者たち2』公益財団法人山陽放送学術文化財団、2020年、分担題名「山室軍平と廃娼運動―日英関係史の視点から」(pp.52-93)
14 『ハンドブック近代日本政治思想史―幕末から昭和まで』ミネルヴァ書房、2021年、分担題名「平塚らいてう(1886〜1971)と『青鞜』―セクシュアリティを語り始めた「新しい女」たち」「山川菊栄(1890〜1980)―日本におけるジェンダー政策論の原点」(pp.178-181)
15 『「戦後民主主義」の歴史的研究』法律文化社、2021年、分担題名「第10章 買売春問題と戦後日本の民主主義―売春防止法制定をめぐる国会と地方議会での議論を中心に―」(pp.226-245)
16 『〈性の管理〉の近現代史―日本・ヨーロッパ・アメリカ―』同志社大学人文科学研究所、2021年、分担題名「近代日本の公娼制度と〈性の管理〉」「世界史のなかの遊廓―戦前の日本から見た欧米の公娼制度」「総合討論(司会)」(pp.1-104、164-193)
17 『未来から来たフェミニスト 北村兼子と山川菊栄』花束書房、2023年、分担題名「恋愛の自由を売らずに生きていくために―廃娼論者としての山川菊栄が主張していたこと」(pp.266-273)

【Ⅳ.論文(単著)】

「〈生活〉と〈歴史〉を結ぶもの―山川菊栄論―」『同志社法学』第262号、pp.143-201、1999年2月
「山川菊栄研究にみるジェンダーバイアス」『女性学年報』第20号、pp.88-102、1999年11月
「「市民」が「国民」になるとき―久布白落実における「ホーム」論の転回―」『キリスト教社会問題研究』第50号、pp.1-30、2001年12月
「「廃娼運動家」論・再考―久布白落実と『婦人と日本』―」『日本学報』第24号、pp.63-84、2005年3月
「廃娼論と産児制限論の融合―安部磯雄の優生思想について」『女性学』第13号、pp.94-110、2006年3月
「平塚らいてうにおける性と衛生の近代」、国際会議 “New Women/ Modern Girls and the Colonial Modernity in East Asia” 報告集、pp.1-32、2006年10月(梨花女子大学(韓国))
「廃娼運動への女性の参加と周縁化―群馬の廃娼請願から全国廃娼同盟会設立期まで」『女性史学』第17号、pp.1-17、2007年7月
「日清戦争期の女性イメージ―日本婦人矯風会機関誌における従軍看護婦の位置づけをめぐって」『同志社法学』第321号、pp.625-647、2007年7月
「女たち/男たちの廃娼運動―日本における性の近代化とジェンダー」博士学位論文、2008年3月、大阪大学大学院文学研究科
10 「安部磯雄における「平和」論と断種論―男性性の問題との関わりを基軸に―」『ジェンダー史学』第5号、pp.35-49、2009年10月
11 「「醜業婦」と「美人」のあいだでゆらぐ芸妓像―東京大正博覧会と大正天皇即位礼をめぐる『廓清』の論説を中心に」『キリスト教社会問題研究』第58号、pp.77-104、2010年1月
12 「明治期の新聞広告にみる〈白い肌〉への憧憬と性病に対するまなざし」『ジェンダー研究』第13号、pp.109-133、2010年12月
13 「自由廃業運動と救世軍の日英関係」『キリスト教社会問題研究』第68号、pp.35-60、2019年12月
14 「モーリス・グレゴリーの来日と廃娼運動の全国組織・廓清会の発足―イギリス・インド・中国・日本を結ぶ社会改良運動史の一断面」『キリスト教社会問題研究』、第69号、pp.31-60、2020年12月
15 「自由廃業運動と流行唄」『社会科学』第51巻3号、pp.31-55、2021年11月
16 「自由廃業運動の全国的拡大と「人権」問題-1900年の娼妓・芸妓の契約をめぐる当事者の闘争を中心に-」『日本史研究』第729号、pp.33-47、2023年5月

【Ⅴ.学会発表等】

「山川菊栄研究にみるジェンダーバイアス」、1999年 11月、日本女性学会秋季大会(於:大阪府立女性総合センター)
「〈他者〉はいかにして排除されるか―戦間期日本の女性をめぐる議論から」、2000年5月、政治思想学会第7回大会(於:大東文化大学)
「廃娼論と産児制限論の融合―安部磯雄の優生思想について」、2005年 6月、日本女性学会大会(於:横浜国立大学)
「女たち/男たちの廃娼運動―矯風会と廓清会の比較から」、2005年11月、ジェンダー史学会第2回大会(於:中央大学)
「近代家族イデオロギーとしての廃娼論」、2006年 6月、日本女性学会大会(於:大阪府立女性総合センター)
「平塚らいてうにおける性と衛生の近代」 “Raicho Hiratsuka and Ellen Key: Comparative Studies of the Connection between Eugenics and Feminism”, October 2006,(国際会議 “New Women/ Modern Girls and the Colonial Modernity in East Asia”(於:梨花女子大学・韓国))
「安部磯雄における男性性の問題―断種論を中心に」、2008年 11月、ジェンダー史学会学会第5回大会(於:東京大学)
「日清・日露戦争前後のジェンダー秩序の変容—新聞広告にみる〈白い肌〉への憧憬と性病に対する眼差し」、2009月11月、ジェンダー史学会第6回大会(於:立教大学)
「売薬広告にみる性的身体のイメージ―明治期を中心に」、2011年8月、国際日本学研究会5回大会(於:龍華科技大学(台湾))
10 “The Influence of British Movement against Licensed Prostitution upon Japanese Society in the Meiji Era (1868-1912)”, August 2013, International Conference ‘Women’s Histories: the Local and the Global’, International Federation for Research in Women's History & Women's History Network, Sheffield Hallam University (UK)
11 「PUNCHと『團團珍聞』にみる女性像の比較―1870年代を中心に」、2014年8月、国際日本学研究会第8回学術大会(於:南山大学宗教文化研究所)
12 「イギリス救世軍機関誌にみる日本人女性の表象―1900年代日本の自由廃業運動との関わりに着目して」、2014年12月、イギリス女性史研究会第23回大会(於:甲南大学ネットワークキャンパス東京)
13 「廃娼運動の日英米情報ネットワークの形成過程」、2014年12月、ジェンダー史学会第11回大会(於:横浜国立大学)
14 「満洲へ渡った女性たち―日露戦争後の国際的「婦人救済」活動とその背景」 “Women Who Went to Manchuria: A Historical Background of an International “Save the Women” Campaign After the Russo-Japanese War”、2016年3月、グローバル日本研究国際シンポジウム「開く日本・閉じる日本―「人間移動学」事始め」(於:大阪大学)
15 “International Emancipation Movements for Japanese Prostitutes around 1900”, June 2017, Berkshire Conference 2017, Hofstra University (USA)
16 「性管理政策としての公娼制度とその存廃をめぐる論争」、2018年5月、政治思想学会第25回大会(於:甲南大学)
17 "Maurice Gregory’s Visit to Japan and Its Impact on Japanese Movement against Licensed Prostitution", August 2018, IFRWH Conference 2018, Simon Fraser University (Canada)
18 「赤線地帯の中の〈戦後民主主義〉」、2018年12月、同志社大学人文科学研究所第8研究会(於:同志社大学)
19 「〈女性の人権〉は、日本でどのように論じられ始めたか-「廃娼」論との関係を中心に」、2019年3月、東海ジェンダー研究所プロジェクト研究会(於:東海ジェンダー研究所)
20 「ユリシーズ・グラント・マーフィーと日本-名古屋とシアトルにおける活動を中心に」、2021年1月、同志社大学人文科学研究所第2研究会(於:同志社大学)
21 “Licensed Prostitution Quarters of the Japanese Empire as Sexual Health Threat to Its Periphery”, Online, The Twenty-fourth Asian Studies Conference Japan(ASCJ)

【Ⅵ.公開講座・招待講演】

「女性労働者の権利確立のために・山川菊栄」、公開講座「信念に生きた女性たち」、2002年10月、主催:大阪市、実施主体:財団法人大阪市女性協会、於:クレオ大阪西(大阪市男女共同参画センター西部館)
「女が政治に参加するということ―楠瀬喜多と市川房枝をめぐって」、(高知)県民からの企画提案事業「131年目の女たちの祝賀会」、2011年9月、於:こうち男女共同参画センター・ソーレ
「女性と政治」、『Women Pioneers―女性先駆者たち』DVD鑑賞&読書会、2012年3月、主催:大阪府、企画運営:財団法人大阪府男女共同参画推進財団、於:ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター)
「買売春と性暴力の間―歴史から見えてくること」、NPO法人・京都自由大学・一般講座、2017年6月
「性を管理する帝国-なぜ近代公娼制度は長く存続したのか-」、二頁だけの読書会vol.9、2017年9月、主催:大阪大学経営企画オフィス URA部門 、共催:大阪大学出版会、(株)りそな銀行、協力:大阪大学クリエイティブユニット、大阪大学21世紀懐徳堂
「「あなた」と「私」を結ぶもの-新たな人のつながりを生み出す〈経験の継承〉を考える」、二頁だけの読書会 vol.10(大阪大学・筑波大学コラボによる特別編、木村周平氏と共同実施)、2017年12月、主催:大阪大学経営企画オフィス URA部門 、筑波大学人文社会国際比較研究機構、筑波大学URA研究戦略推進室、共催:大阪大学出版会、(株)りそな銀行、協力:大阪大学クリエイティブユニット
「近代日本の買売春問題-制度・実態・社会運動」、同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター夏期講座、2018年9月
「山室軍平と廃娼運動-日英関係史の視点から」、シンポジウム「慈愛と福祉の先駆者たち」、2019年6月、主催:公益財団法人山陽放送学術文化財団、共催:岡山日蘭協会、後援:岡山県、岡山県教育委員会、岡山市、岡山市教育委員会、香川県、香川県教育委員会、(公財)岡山県郷土文化財団、山陽新聞社
「売春防止法とは何か-法制定の歴史と現代的課題」、同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター夏期講座、2019年9月、
10 「〈最も小さい者〉として、共に生きる志」、同志社大学人文科学研究所公開講演会「キリスト教信仰に基づく女性支援の歴史-かにた婦人の村の半世紀」、2019年10月、主催:同志社大学人文科学研究所
11 「ハラスメントが生じにくい環境を作るには〜性暴力とその防止活動の歴史からわかること〜」、人権教育啓発講演会、2020年11月、主催:京都産業大学人権センター
12 「近代日本の公娼制度と〈性の管理〉」、同志社大学人文科学研究所連続講座「〈性の管理〉の近現代史-日本・ヨーロッパ・アメリカ-」、2021年6月、主催:同志社大学人文科学研究所、協力:大阪府立大学女性学研究センター
13 「世界史のなかの遊廓-戦前の日本から見た欧米の公娼制度」、同志社大学人文科学研究所連続講座「〈性の管理〉の近現代史-日本・ヨーロッパ・アメリカ-」、2021年6月、主催:同志社大学人文科学研究所、協力:大阪府立大学女性学研究センター
14 「日本政治思想史研究とフェミニズム」、同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター夏期講座、2021年9月
15 「救世軍の初期の婦人保護の歴史とその意義」救世軍婦人寮創立70周年講演会、2021年11月、主催:社会福祉法人救世軍社会事業団、救世軍婦人寮
16 「日清・日露戦争期の芸妓たちの慈善活動と戦争協力」大阪公立大学女性学研究センター 2022年度第26期女性学講演会、2022年11月
17 「名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリの水田珠枝文庫について-ジェンダー研究の先駆者の魂と出会う場所-」図書館総合展2022 エルゼビアフォーラム、2022年11月
18 「帝国日本の多民族空間における性感染症問題と娼婦像」、学術講演会「ジェンダー化された帝国日本の周縁-インターセクショナリティの視座から」(名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ、ジェンダー研究集会)、2022年12月

【Ⅶ.その他(書評、エッセイ、資料紹介、DVD制作等)】

「書評・上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』」『憲法研究所ニュース』第6号、1998年12月
「資料 思想史の森」『近代日本のアポリア 近代化と自我・ナショナリズムの諸相』(晃洋書房、2001年)(巻末年表、編者:西田毅、分担執筆者:長妻三佐雄、萩原稔)
「書評・ジェンダーの視点から塗りかえる明治維新像―関口すみ子『御一新とジェンダー』―」『政治思想研究』第6号、2006年6月、pp.142-145
「新刊紹介・恵泉女学園平和文化研究所編『占領と性―政策・実態・表象―』」『女性史学』第18号、2008年7月、pp.142-145
「書評・荻野美穂『「家族計画」への道 近代日本の生殖をめぐる政治』」『日本学報』第29号、2010年3月、pp.197-203
「荻野美穂先生の最終講義に寄せて」『日本学報』第29号、2010年3月、pp.191-196
『Women Pioneers―女性先駆者たち』DVD全10巻、およびブックレット、財団法人大阪府男女共同参画推進財団、2010年10月〜2012年3月、制作協力、日本語版および英語版、担当巻:第3巻『市川房枝と婦人参政権のあゆみ』(3 FUSAE ICHIKAWA: A LEADER OF WOMEN’S SUFFRAGE IN JAPAN),第10巻『野上弥生子 小説と婦人運動家たち』(10 YAEKO NOGAMI: NOVELS AND WOMEN ACTIVISTS)
「脆弱性を抱えて生きる」『ケアの倫理からはじめる正義論―支えあう平等』(白澤社、2011年)(エッセイ、編者:エヴァ・フェダー・キテイ、岡野八代、牟田和恵)
「「日本史」と「女性史」の壁を超えて」(「リレー討論・いま、女性史に問われているもの」(第4回))『女性・ジェンダー・歴史』第8号、2012年5月
10 「〈ケアされた記憶〉を呼び起こす 反戦の思想として「ケア」を位置づけるために」『A Critical Journal on Contemporary Art Issue 経験と芸術生産』第2号、2012年5月
11 「書評『ひとはなぜ乳房を求めるのかー危機の時代のジェンダー表象』」『文化/批評 cultures/critiques』第4号、2012年10月、pp.159-165
12 「〈帝国=家庭〉の「外」に人の暮らしを見いだすということ」(特集「越境と文化」、コメント)、『日本学報』第33号、2014年3月、pp.79-82
13 「新刊紹介・鄭玹汀『天皇制国家と女性―日本キリスト教史における木下尚江』」『女性史学』第24号、2014年7月、pp.86-88
14 「書評と紹介・平井和子『日本占領とジェンダー―米軍・売買春と日本女性たち』」『日本歴史』第2号、2015年12月、pp.38-40
15 「【人と学問】インスパイアする学問―川村邦光先生のご退職によせて」『イシバシ評論』2016年3月、pp.293-296
16 「小澤三郎編U. G. マーフィー(モルフィ)関連自由廃業運動史史料(1)―マーフィーによる最初の自由廃業訴訟に関する史料と娼妓・佐野ふでの手紙」『キリスト教社会問題研究』第69号、2020年12月、pp.91-129
17 「小澤三郎編U. G. マーフィー(モルフィ)関連自由廃業運動史史料(2)―娼妓・大熊きんの前借金をめぐる貸金請求事件―」『キリスト教社会問題研究』第70号、2021年12月、pp.149-187
18 「住谷悦治の談話(1975年12月19日)-「同志社アカデミズム」を中心に 【解説】「同志社アカデミズム」からキリスト教社会問題研究会へ-「キリスト教的、開拓者的、理想主義的精神の火」の継承のために」『キリスト教社会問題研究』第70号、2021年12月、pp.1-31
19 「追悼・西田毅先生のゼミで学んで」『新島研究』第113号、2022年2月、pp.151-153
20 「これからのジェンダー・リサーチ・ライブラリとその核としての水田珠枝文庫」『GRL Studies』第5号、2023年3月、pp.48-52
21 「開催報告 学術講演会「ジェンダー化された帝国日本の周縁-インターセクショナリティの視座から」」『GRL Studies』第5号、2023年3月、pp.115-119
22 「〈女性の穢れ〉と近代公娼制度」『エトセトラ』第9号、2023年5月、pp.60-64