設立の経緯

このネットワークが発足に至った経緯をご紹介します。

同じ学科内で子育て中の教員として、また子どもが同じ保育園に通っているなどのきっかけで、単身赴任で子育て中の教員どうしのつながりが自然にできました。

時間と体力をやりくりしながら、子育てと研究・教育を両立することは、たしかにたいへんです。 しかし似たような状況の教員どうしが日々の研究・生活の悩みを相談する中で、お互い助け合うこと、またそれぞれの生活の工夫のアイディアを出し合うことで、多くの問題の解決法が見つかることも分かりました。

現在、同じ境遇の名古屋大学の構成員は多いと考えられます。 そこで私たちは、より多くの仲間が問題を共有し、解決する場として、「名古屋大学子育て単身赴任教員ネットワーク」を設立しました。 2013年8月の発足以来、口コミで輪が広がり、すこしずつメンバーが集まって来ています。

保育園・幼稚園や、病時保育、家事・育児のサポート情報など、子育て中ならではの問題を中心に、研究室のこと、ワークライフバランスの問題についてなど、幅広い話題について、メールやランチ会を介して共有しています。

私たちの思い

私たちがこのネットワークを設立した第一の思いは、「名古屋大学で単身赴任で育児を頑張っている方が、重荷を1人で背負わなくてよいように」ということです。
また、「名古屋大学は魅力的だけど、保育園はどうやって見つけるの? 単身赴任でやっていけるの?」と不安をお持ちの着任前の教職員の方々に、保育園や生活に役立つ情報を提供することにより、着任時には教育研究を全力で進めることができる生活環境を整えるサポートをできればと願っております。

さらに、「子供を育てながら、本当に研究は続けられるのだろうか?」と心配な学生や若手研究者の方々に、「このように工夫すればやっていける」という具体的な例を紹介することで、安心して次世代を担う子どもを産み、育てていける手助けになればと希望しています。

将来的には、この「子育て単身赴任ネットワーク」活動が、子育てのみならず介護も視野にいれたワークライフバランスの解決モデルとして、名古屋大学から広い社会に広がっていくことを願っています。