事業について

文部科学省の女性研究者支援事業における本学の取組

「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」とは

文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」は、研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出につなげるため、女性研究者のライフイベントおよびワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や女性研究者の研究力向上のための取組、女性研究者の積極採用や研究中断、あるいは離職した女性研究者の復帰・復職支援および女性研究者の上位職への積極登用に向けた取組等を支援するものです。

7度目の採択となった名古屋大学の女性研究者支援プログラム

名古屋大学は全国の大学における女性活躍推進の
フロントランナーとして女性研究者を育成、支援し、
UN Womenにより世界の主要10大学に選出される(2015年)など、
世界的な高評価を獲得。
過去の採択の図 過去の採択の図

7度目の採択となった、令和5(2023)年度「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」事業では、上位職への女性研究者の登用を推進するため「女性研究者活躍の最大化を目指したリテンション・ディベロップメント・プロモーション (RDP) プログラム」を実施し、これまでのプログラムで実施した取組をさらに発展させていきます。

目標

女性教員採用比率増加

最終年度(令和10年度)までに、
女性教員採用比率を30%以上とし、
女性教員在職比率を令和4年度の
19.2%から25%以上に増加させる。

本学の女性教員比率(特任含む)の推移

教授・准教授在職率増加

事業期間に着任する見込みの
教授・准教授のうち
23%以上を女性とし、
教授・准教授における女性在職比率を
令和4年度の13.1%から
18%以上に増加
させる。

本学の食階別女性教員比率(特任含む)の推移

取組

伸ばす、昇進させる、支える RDPプログラム

支えて伸ばして昇進させる
名古屋大学の女性リーダー育成プログラム

名古屋大学の「女性研究者活躍の最大化を目指したリテンション・ディベロップメント・プロモーション (RDP) プログラム」では、ダイバーシティ研究環境整備のための「リテンション・パッケージ」、女性研究者の研究力向上とリーダーシップ育成のための「ディベロップメント・パッケージ」、および女性研究者の上位職登用に向けた「プロモーション・パッケージ」を一体的に実施し、女性研究者の活躍を最大化して上位職への登用を推進します。

実施体制

名古屋大学は、平成14(2002)年度に全国の大学に先駆けて男女共同参画室を設置して以降、全学的に男女共同参画、ジェンダー平等を推進してきました。本学は、これを最も重要な事業の一つと位置づけ、男女共同参画担当副総長、男女共同参画部会、男女共同参画センター(令和4(2022)年にジェンダーダイバーシティセンターへ改称)、各部局における男女共同参画委員会、および総務部人事労務課が有機的に連携しながら、女性活躍推進に資する先進的な施策を実施してきました。本プログラムにおいても、名古屋大学におけるこの男女共同参画推進組織が実施体制となります。

組織図