1. 第1節 2010 年度男女共同参画推進重点項目および活動報告
  2. 第2節 ワーキンググループの活動
    1. 1.育児支援策検討ワーキンググループ
      1. こすもす保育園運営協議会報告
      2. あすなろ保育園運営協議会およびあすなろ保育園運営協議会実務検討委員会報告
      3. 学童保育所(ポピンズアフタースクール)検討委員会報告
    2. 2.女子学生支援策検討ワーキンググループ
    3. 3.学部学生向けジェンダー関連授業検討ワーキンググループ
    4. 4.女性研究者増員策検討ワーキンググループ
    5. 5.病児保育検討ワーキンググループ
    6. 6.メンター検討ワーキンググループ
  3. 第3節 理系女子育成・支援に関する取組
  4. 第4節 学内外における男女共同参画ネットワークの構築
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第2章
2010年度男女共同参画推進重点項目および活動報告

第2節 ワーキンググループの活動

5.病児保育検討ワーキンググループ

浅野みどり(主査)、玉腰 浩司、伊藤 嘉規、佐々木成江、山本 弘江


昨年9月に設置された病児保育ワーキンググループでは、今年度以下の活動を実施した。


1) 子どもの病気と仕事の両立に関するWebアンケート;名古屋大学における子どもの病気に対する支援のニーズの実態把握を目的に2010年2月〜3月に調査を実施し、656名の回答を得た。その結果、@子どもの病気により77.5%が欠勤を経験していたが、子どもが病気で保育園や学校欠席する日数の85%は3日以内であった。A半数以上が休みたくても休めないことを経験していた。活用可能な病児保育料金(希望額)は3000円/day程度であった。病(後)児保育環境の整備と共に、子どもが病気時に休みやすい環境づくりや看護休暇の周知の必要性が示唆された。結果の概要(参考資料)は、日本家族看護学会(示説)にて報告した。
2) 病児(後)保育に関する他大学の現状,学内の現状に関する情報収集と分析;あすなろ保育園,こすもす保育園の保育士からの聞き取り調査に基づき現状分析を行った。本学の現行の病後児保育の規定や料金体系の問題から、厳密には病後児と考えられるケースも通常保育の扱いで隔離などの保育体制をとって対応し負担となっている可能性があり、見直しにより改善できる可能性が示唆された。
3) 子どもが病気時の名古屋大学の支援に関する改善策案の提言;病児保育検討ワーキンググループの検討結果1)2)に基づき、実用的な病(後)児保育の実現に向けた支援体制に関する具体的な改善策案および発展的な将来的な病後児保育体制に向けた課題をまとめ、男女共同参画推進委員会に報告した。


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